iPadをはじめ、タブレット端末は随分と私たちの生活に浸透してきたように思います。一般家庭はもちろん、飲食チェーン店などではタブレット注文が当たり前になっています。本当に技術の進歩はあっという間です。
今回話題にしたいのは8インチの小型タブレット。以前私はiPad mini(5th)を保有していたのですが、容量が64GBだったことやiPad Pro(11インチ)との差別化が難しく、すでに手放してしまっていました。ですが、最近また8インチサイズのタブレットが欲しくなってきました。
そんなこんなで数ヶ月色々と調査し、検討を重ね、この度ALLDOCUBE製「iPlay 70 mini Ultra」というタブレットを購入しました。本記事ではこの8インチタブレットを購入するまでの経緯や決め手などを記録に残し、競合商品とともに紹介させていただきます。
※「iPlay 70 mini Ultra」については改めて別記事で紹介する予定です。
※ 2025/8/26追記 iPlay 70 mini Ultraの紹介記事を公開しました。
前提条件・要件
使用用途はゲーム
8インチタブレットが欲しくなった動機が明確にありました。それは「色んな体勢でゲームがしたい」というもの。また、プレイするゲームも現時点で明確にありました。対象は、HoYoverseが運営する「原神」「崩壊スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」の3作品。筆者が普段継続的にプレイしているゲームです。

鳴潮も初期はプレイしていましたが、プレイ時間が確保できず途中で辞めてしまいました。
合わせて言うと、普段はPS5でゲームをプレイしているので、位置付けとしてはサブ端末。サッと手に取って気軽なコンテンツをプレイしたい、という用途で検討しました。
必要スペックは高め
上記3作品はどれもバリバリの3Dゲーム。タブレットで動作させるとなると、それなりに高性能なCPU性能が必要となるため、一昔前まではiPadしか選択肢がないようなイメージでした。しかし、2025年8月現在、Android端末でも比較的安価で高性能なタブレットが存在していました。
万能も最高も目指さない
ゲーム性能が高いということは、比例的に基本的な処理速度が早く快適に使用できるということなので、あれもこれもやりたくなってしまうもの。ですが、今回は万能も最高も目指さずに「ゲームが快適に動くのであれば他は目をつむる」という考えで検討しました。
候補ラインナップ
今回は3つ製品を検討しました。といっても「iPlay 70 mini Ultra」が圧倒的なコスパすぎて他の製品はほぼ考えられないほどでしたが、「iPlay 70 mini Ultra」のコスパを実感するためにも、比較対象を紹介しておきます。
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra
今回の本命。ALLDOCUBE製(中国)。ALLDOCUBEという会社は今回初めて知ったのですが、Amazonで検索すると非常に多くのタブレットを販売しています。比較的安価な製品が多く、今回の候補の中では一番馴染みが薄いメーカーかもしれません。とにかくコスパが良く、iPlay 70 mini Ultraが発売後即完売し、ECショップから在庫がしばらく無くなったのが記憶に新しい。
Lenovo Legion Tab (8.8", 3)
Lenovo製(中国)。パソコン製造で知られるLenovoですが、タブレットも出しています。Lenovo Legion Tab (8.8", 3)は高性能CPUを搭載したハイエンドゲーム向けのモデル。財布に余裕があるのであればこの製品をチョイスしていたかもしれない。
Apple iPad mini(A17 Pro)
Apple製(米国)。タブレットといえばiPad。Legion Tabと同様、財布に余裕があるならばiPad miniが正解であると頭では認識している。とにかくiPadを選んでおけば間違いなく、処理性能や機能のバランスは圧倒的。OSのアップデートでの機能追加やバッテリー交換などのサポートなど、他メーカーと比較しても製品寿命がとても長い。
製品比較
3製品の比較表を作ってみました。決してそんなことはないのですが、こうしてみるとiPad mini 7の性能はやや劣っているように見えてしまいますね。
項目 | iPlay 70 mini Ultra | Legion Tab | iPad mini 7 |
---|---|---|---|
発売日 | 2025年4月10日 | 2025年1月8日 | 2024年10月23日 |
CPU | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 | Apple A17 Pro |
メモリ | 12GB | 12GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 256GB | 128GB〜 |
画面サイズ (解像度) | 8.8インチ (2560 x 1600) | 8.8インチ (2560 x 1600) | 8.3インチ (2266 x 1488) |
重量 | 335g | 350g | 293g (Wi-Fiモデル) |
リフレッシュレート | 144Hz | 165Hz | 60Hz |
バッテリー容量 | 7,300mAh | 6,550mAh | 5,078mAh (19.3Wh) |
OSバージョン | Android 14 | Android 14 | iPadOS 18 |
外部メモリ | microSDカード対応 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 非対応 | 顔認証 | Touch ID(指紋認証) |
Amazonでの 販売価格 | 49,999円 (セール39,999円) | 76,780円 | 78,800円(128GB) 94,800円(256GB) |
Antutuスコア | 約130万点 | 約210万点 | 約160万点 |
iPlay 70 mini ultraに決めた
使用用途はあくまでゲーム、かつ「万能も最高も目指さない」。8インチサイズなので、そこまで美しさは求めないし、カクツキなくプレイできれば良い。情報収集していく中で、とにかく評判が良かったのがiPlay 70 mini Ultraでした。「これなら充分」という声が圧倒的に多かったです。
あとは価格面。上記の表の価格を比較していただければ分かるんですけども、iPlay 70 mini Ultraのセール時の価格は他のタブレットのほぼ半額。極論2台購入できてしまいます。
OSのサポート期限やバッテリー交換などの製品寿命が心配ではあるものの、未来永劫使えるものでもなく、であれば安価で必要充分なタブレットを使い倒そう(ゲームで)という結論に至りました。
Legion TabはUSB-Cポートが2つ付いていたり、生体認証が付いていたりと魅力のあるタブレットなのですが、iPlay 70 mini Ultraの価格には勝てませんでした。
iPad mini(A17 Pro)については、性能は間違いなく、見逃せないポイントとしてスピーカーの音質が非常に高いことが魅力。ですがゲーム用途という意味ではもったいなく、ストレージコスパを比較すると非常に割高になってしまうため、対象から外れました。3Dゲームの容量は年々増加していっているので、8万円前後であっても128GBでは心許ない時代になってしまいました。
まとめ
ということで、iPlay 70 mini Ultraを購入いたしました。冒頭に述べた通り、このタブレット詳細については別記事で紹介予定なのですが、現状非常に満足しています。8インチという絶妙なサイズとサブ端末という自分の中での位置付けがマッチし、気軽に手に取ってゲームをしています。8インチサイズのタブレットでゲームを楽しみたい方、ぜひiPlay 70 mini Ultraを候補に検討してみてください。
今回はコスパ重視の結果でしたが、「REDMAGIC Astra」というさらにバケモノスペックのコンパクトタブレットも出てきています。また、中国ではXiaomiからもコンパクトゲーミングタブレット「Redmi K Pad」が販売されています。8インチ-9インチサイズでガッツリとゲームをしたい方にとっては、こういったモデルを手にするのも満足度が高そうですね。
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