2022年9月23日。Appleより「AirPods Pro(第二世代)」が発売となりました。見た目は第一世代を引き継ぎ、堅実に進化をしていると評判です。
筆者はAirPods Pro(第一世代)を愛用しており、3年程度使用していますが、故障も不具合もなく、快適に使用できております。
日々のメンテナンスとして、イヤーチップを清潔に保つために定期的に拭き掃除をしているのですが、その時に異変を発見しました。なんと、イヤーチップの根元が裂けていたのです。
AirPods Proにおけるイヤーチップ
AirPods Proは分類としてはカナル型にイヤホンであり、耳の穴を密封して音を伝えます。耳の穴とイヤホンの隙間を埋めるため、イヤーチップが存在しています。
イヤーチップが破れたり破損していたりすると、隙間から音が漏れたり、AirPods Proの目玉機能であるノイズキャンセリングの質が落ちたりするので、イヤホンのコンディションとしてはよくない状態です。
イヤーチップ装着状態のテスト
とはいえ破損部分は根本なので、そこまで影響はないのかもしれません。体感的にもノイズキャンセリングが劣化したとは感じていません。
ということで、iPhoneの機能の「イヤーチップ装着状態テスト」を実施してみました。結果は「イヤーチップを調整するか交換してください」とのこと。破損していたのは片側だけですが、両耳とも密閉されていないという診断でしたので、イヤーチップ自体が劣化していた可能性もありますね。
交換用イヤーチップの検討
カナル型イヤホンにおけるイヤーチップは「消耗品」です。ですので、Appleの公式ページで交換用イヤーチップが販売されています。実は他社製品のイヤーチップも検討したのですが、現状AirPods Proにこれ以上の音質アップは求めておらず、つけ心地も悪くありませんでしたので、純正の交換という結論に至りました。
候補製品
Comply HC44-50201-23
いつか試してみたいと思っている製品がこちら、ComplyのAirPods Pro用のイヤーチップ。レビュー内容もなかなか良く、「音質が向上した」「ノイズキャンセリングの効きが良くなった」というものが多いです。
購入に至らなかった理由は、価格と耐久性です。Amazon価格は執筆の10/25時点で4,360円。3ペアなので、1ペアあたりは1,453円。1年持つのか半年でへたってくるのかが不明であったので、割高感を感じたため、今回は見送ることにしました。
SpinFit CP1025
もう一つの候補がこちら、イヤーチップでは有名なSpinFit製品です。SpinFit製品は以前使用したことがあり、自分の中では実績がありました。
ですが、こちらはレビュー内容があまり好評ではなく、いわゆる「標準程度」という域をでないものが多かったです。Amazon価格は執筆の10/25時点で1,650円(+送料590円)=2,240円。2ペアなので、1ペアあたりは1,120円。純正から変更するメリットもあまり感じなかったので、こちらも今回は見送りとなりました。
AirPods Pro純正イヤーチップ
Amazonで取り扱いがあると思っていましたが、Apple純正のイヤーチップは取り扱いがありませんでした。なので、Appleの公式ページから購入することにしました。
在庫状況にもよると思いますが、15:30までの注文であれば当日発送してもらえるようです。
AirPods Pro（第1世代）用イヤーチップ
2ペアで1,250円。送料込み。1ペアあたりは625円。純正は高価なイメージがあったのですが、断然一番安いですね。他社製品を検討する必要はなかったようです。
AirPods Pro（第2世代）とは互換性がないようなので、購入される場合は気をつけてください。
到着、交換
発送翌日の午前中には品物が到着しました。ということで交換していきます。
取り外し
まずは最初からついているイヤーチップを取り外します。シリコン部分がちぎれそうで怖いのですが、今回はすでに破損しているので、思い切り良く引っ張りました。意外と簡単に取り外しはできますので、交換するときは恐れずに行きましょう。
取り付け
取り付けはカチッと音がするまで押し込むだけです。差し込みが甘いとイヤーチップが不意に外れてしまったりするので、満遍なく力を入れて念入りにカチッとさせるイメージで。
装着状態のテスト
密閉されていない、という結果が出ていた装着状態テストをもって、確認完了とします。結果は。。
色々と角度やねじ込む位置などを調整してみると、両耳とも密閉されてた状態になりました。これにて作業完了です。お疲れ様でした。
音の聞こえ方
正直、イヤーピース交換前と違いは感じていません。根本の破損はそこまで音質やノイズキャンセリングに影響はなかったのでしょう。
ただ、気分的には新品のイヤホンをしている気持ちになりますし、見比べてみると変色もしていて確実に劣化はしていたので、かなりスッキリしました。
たまにはメンテナンスしましょう
今回はたまたま定期的なメンテナンスをしている時に気づいたのですが、気づかずにイヤーピースが破損したまま使用していて、製品の性能を100%発揮できずに使用している方もいるかもしれません。
ですので、ぜひ定期的な清掃のついでに、イヤーピースの状態もたまには確認してみましょう。
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