バッテリーは消耗品

パソコン

先日、生まれて初めて、ノートパソコンのバッテリーを交換しました。その際いろいろとバッテリーに関して調べましたので、情報共有として記事に残しておくことにしました。

基本的には今回修理依頼したMacBookの情報をベースに記述しますが、一般的なバッテリーの特徴としてはWindowsPCもスマホも同様です。

バッテリーは使い始めると劣化が起こる

一度でもバッテリーを使用し始めるとその時点から劣化が始まり、最大容量を少しずつ減らしながら使用していくのがバッテリーです。これはバッテリーの仕組み上どうしようもないので、メーカー側も「バッテリーは消耗品」ということで保証対象外となっています。

寿命は3年程度と見積もっておく

筆者のMacBookのバッテリーは、充放電の目安が500回とされています。この回数を超えた時点で、バッテリーの容量は、使用開始時の60%程度まで低下しているとされています。ただこれも一つの目安であって、使い方によっては500回に満たなくても充電が機能しなくなる場合もありますし、1000回を超えても問題なく使用できる場合もあります。

筆者はMacBookの他にもノートパソコンを保有していますが、大体3年で何かしらの異常が発生しています。バッテリーの極端な性能低下や膨張など。ですので、目安として3年経過したらバッテリー交換を検討するということを、購入時に頭にいれておいた方がよいです。

過充電と過放電

バッテリー性能を低下させる要因として大きなものが2つあります。過充電過放電です。

過充電は、バッテリーが100%充電されているのにさらに充電すること。
過放電は、バッテリーが0%の状態からさらに機器を動作させようとしている状態。

過充電については意識されている方も多いかと思いますが、長期間パソコンなどを使用しなかった時などは、知らないうちに過放電状態になっていることもよくあります。バッテリー内蔵機器を長く使用したい場合は、なるべく過充電・過放電状態を避けることが必要となってきます。

バッテリーは熱にも弱い

人間が体感する温度としては一般的に0℃〜40℃程度だと思いますが、パソコンの内部はそれよりもかなり熱くなることが多いです。ノートパソコンで高負荷な処理を動かすとCPUが熱を持ち、バッテリーが収納されているパソコン内部も熱くなり、劣化が早まる、という関係性です。

これに関してはどうしようもないような気もしますが、夏場などはエアコンでの温度管理と、ノートパソコンクーラーなどを使用して物理的に冷やすしかないのですが、熱に弱いというのは頭にいれておいた方がよいと思います。

20%〜80%間を保持するのが良い

ノートパソコンやスマートフォンに使用されているリチウムイオンバッテリー。寿命を伸ばすには、上記の過充電・過放電状態を避け、さらにバッテリーを20%〜80%の間でキープすると、劣化が起こりにくいとされています。いつでもサッと持ち出して作業するためのバッテリーなので、100%をキープしたくなるのが通常かもしれません。ただ寿命という観点からすると、100%状態をキープするのもあまり望ましくないようです。

ピーク時性能を取るか、性能を落として安定を取るか、といった所でしょうか。

最近のノートPCのバッテリー管理

とはいえ、ノートパソコンを据置機として使用されている方も多く、電源をつなぎっぱなしで使用されている方も多いと思います。筆者もそういう使い方をしていたのですが、ここ数年で数台のバッテリー搭載機器が劣化しているので、使い方を考えないといけないかなと思っているところです。

MacBookに関しては長期間放置による過放電が原因かと思っています

最近のノートパソコンでは、メーカーによって独自の「バッテリー管理ソフト」がインストールされている製品もあります。たとえばVAIOでは「いたわり充電」という機能があり、80%もしくは50%以上は充電しないといった管理ができます。

そういった管理ソフトが入っていない場合は、都度ACケーブルを抜き差しするなど、ある程度手動で管理する必要がありそうですね。

まとめ

  • バッテリーは熱に弱い
  • 寿命を伸ばすためには20%〜80%で運用
  • 3年を目処に交換を検討する

といったところが、今回バッテリー交換をして理解した内容です。管理する機器が増えれば増えるほどメンテナンスが面倒に感じるかもしれませんが、せっかく購入した製品は長く使用したいものです。1日でも長く使用できるよう、バッテリーは消耗品ということを意識し、正しく付き合っていきたいですね。

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