2020年11月頃にGoogleよりアナウンスされていた件、Googleフォトのオンラインストレージ無制限が2021年5月31日で終了となりました。今回はGoogleフォトの使用用途と代替サービス(製品)について考えてみようと思います。
Googleフォトを使用していた理由
- パソコンや他端末との写真データのやりとり
- 万が一のバックアップ
- データ消失時のダメージ軽減
といった所でしょうか。無料かつデータ容量無制限ということから、使用していたユーザーが多いのかもしれません。
筆者も2016年から使用していました。現在は他のサービスとも併用していますが、大企業のクラウドサービスの中に写真がバックアップされるという安心感はとても助かりました。
変更点
6月1日からの変更点の大まかなところは以下の通り。
- データ容量は無料で15GBまで。他のGoogleクラウドサービスと容量は共有
- 6月1日以降アップロードされる写真はデータ容量を消費する
- 5月31日までにアップロードされている写真は容量を消費しない
- 2年間使用していない場合は削除対象となる
筆者のように、写真のバックアップのみに使用していた場合は、今すぐの対応は必要ありません。とはいえ今までのように無制限というわけではないので、なんらかの形で写真のバックアップは取得していた方が良いでしょう。
代替サービス(オンライン)
Amazon Photos
同じようなクラウドバックアップサービスで思いつくのは、Amazon Photosです。プライム会員(月500円or年4,900円)になる必要はありますが、写真は容量無制限かつ無圧縮でバックアップが可能です。
OneDrive
Microsoft 365のサブスクを契約している方は1TBのクラウドストレージ(OneDrive)が使用できるため、そちらを使用するのも選択肢の一つ。写真特化ではないものの、ストレージ容量としては十分です。こちらは年間12,984円。
代替製品(オフライン)
クラウドではなくローカルなバックアップ用途で選択肢にあがるのが次の2つ。
家庭用NAS
NASとはNetwork Attached Storageの略で、家庭内にファイルサーバーのような記憶装置を配置することで、写真のバックアップ用途にも使用することができます。
こちらはそれなりの初期費用とネットワークの知識が必要になりますが、構築してしまえばクラウドサービスよりも快適に使用できますので、一番オススメではあります。
筆者はSynologyのDS218playというNASを使用しています。
Qubiiシリーズ
NASを構築するほどでは無いが、手軽にバックアップを取得したいのであれば、こちらが良いかもしれません。
Qubiiという製品で、MicroSDカードを挿入し、本体をACアダプタとスマホの間に接続することで、充電中に写真等をバックアップしてくれるという製品です。実際の使用感こそ分からないものの、レビュー上の評判も良さそうなので、今回紹介させていただきます。
将来的な値上げ(有料化)を見据える
今回はGoogleが実質的な値上げを実施しました。高画質な写真や動画が手軽に撮影できるようになった影響もあり、データの使用量は増える一方です。先に紹介したAmazon Photosなども、将来的には実質値上げ等を実施するかもしれません。
クラウドストレージは導入が手軽な反面、継続的な課金が必要となります。ローカルのバックアップなどもうまく併用し、なるべく費用は抑えていきたいところです。
何らかの形でバックアップを
いずれにしても、ノーガード状態は紛失した時や故障した時のダメージが非常に大きくなります。写真は大事な記録。今回紹介したサービス・製品だけでなく、何らかの形でバックアップをとっておくことをオススメいたします。
コメント